目次
宅配のメリット
都合
宅配買取最大のメリットは自分の都合に関係なく取引を進められるという点にあります。
店頭買取の場合は自分が店に出向いて査定を依頼しなければならないため、どうしても自分の仕事やプライベートの都合と調整をしなければなりません。
一方宅配買取の場合には「時計を入れるダンボールを受け取る→ダンボールに時計を詰めて発送→査定→買取成立→銀行振り込み」という流れになるので、宅配の受け取り・発送手続きだけやればあとは電話やメールのやりとりだけで完結します。
それこそ自宅に宅配ボックスがある人であれば宅配業者との受取・発送手続きすら発生しないので完全に自分の都合だけで買取を進めることが出来ます。
比較
これは宅配買取のメリットというよりオンライン対応している業者を選ぶメリットかもしれませんが、やはり宅配買取に対応している業者はそうでない業者と比較すると高額買取をしてもらえる可能性が高いです。
最近ではあらゆる業界でオンライン取引への対応が進められており、時計買取でも同様に宅配買取が主流になりつつありますが、いまだに宅配買取に対応していない業者というのも数多くあります。
例えば、昔からあるような老舗の地場業者などは宅配買取はおろかホームページすらまともに載せていない場合もあったりしますが、こういうところは「比較」という競争にさらされていないので買い叩かれる可能性があります。
一方オンライン対応をしている業者の場合、利用者はインターネットで簡単に何社も比較をすることができるため、買取業者も常に他社との比較競争にさらされているために下手に買い叩いたりすることが出来ません。
それこそ最近ではネット上で口コミや評判なんかは簡単に確認できるので、悪評を書かれたりしたら半永久的に自社の汚点を残してしまう可能性があり、オンライン対応している業者はどこも買取に関してかなり慎重です。
その為、常に「他社」を念頭においた買取金額を提示してもらえるので宅配買取に対応していない業者よりも高値が出やすいのです。
コスト
宅配買取しか対応していないネット専門の買取業者だと、店舗展開している業者よりも「運営コスト」の観点から言えば高額買取をしてもらえる可能性が高いです。
当然のことながら買取業者は時計を買い取ったあとその時計を再び商品化して販売することになるので、買取の査定金額を提示するときには「時計本来の価値」から「自社の利益分」を必ず引くことなります。
そして店舗展開している業者は、ネット専門の業者と異なり店舗に配置する社員の人件費や店舗の不動産賃料などがかかったりしますが、こういった店舗運営のコストはどこから捻出するのかと言えば、まさに時計買取時に得られる「利益」なのです。
その為、店舗展開をしている業者だとネット専門の業者よりも店舗運営をするコストが余分にかかるので、より多く「利益」を確保しなければならず、必然的に買取金額を下げなければなりません。
いずれにせよ、運営コストの観点で言えば宅配買取に対応しているネット専門の買取業者の方が店舗展開をしていて店頭買取しか対応していない業者よりも圧倒的に高額買取をしてもらえる可能性が高いのです。
宅配のデメリット
スピード
宅配買取のデメリットとしては現金化までのスピードが遅いという点が挙げられます。
従来の一般的な買取方法である店頭持込みは、現金化しようと思い立ったその日に時計と本人確認書類だけ持っていけばその場で買取金を受け取ることが出来ましたが、宅配買取の場合は「宅配」と「銀行振り込み」というタイムロスが必ず生じます。
その為、店頭買取であれば即日現金化できたものが宅配の場合には業者にもよりますが2日～1週間近く現金化までに時間がかかるので、現金化までのスピードはやや遅くなります。
しかし、時計買取において現金化のスピードを重視するということは高額買取の可能性を捨ててしまう場合があるので注意です。
当たり前の話ですが、1社に査定を依頼するよりも複数社に査定を依頼した方が選択肢が多い分高額買取をしてもらえる可能性は高くなります。
例えば最近出てきたサービスとして「一括見積もり」というものがありますが、これは9社や10社といった複数のバイヤーからオークション形式で入札を募り、一番高い買取金額の業者に販売するという方法です。
この場合、2日ほど待って一番高い金額で締めたとしても、3日目にさらに高い金額を提示するバイヤーが現れたりする可能性があるので当初予定していた査定結果の通知日よりも遅くなってしまいますが、少なくとも買取金額はアップすることになります。
例として一括見積もりのケースを挙げましたが、時計買取に関しては現金化を急ぐよりも多少の猶予があった方が高額買取をしてもらえる可能性が高いというのはお分かりいただけると思います。
その為、高値買取にはこだわらないので早く現金化したいという人以外は、宅配買取の欠点である「現金化までのスピードが遅い」というのはそこまでデメリットにはならないと思います。
安心感
宅配買取は店頭買取とは異なり、申し込みから買取金振り込みまでの流れで人と対面で話す機会がないので人によっては不安に感じる可能性があります。
ただし対面取引というのは時にデメリットになる可能性があります。
例えば、地元の買取業者に時計を持ち込んで査定を依頼をしたが提示された金額にどうしても納得がいかないというケースは往々にしてあります。
しかし買取業者としては販売よりもまず時計を買い取ることが至上命題なので「他社に依頼したらウチよりも金額は下がると思いますよ」などと言ったりして、何としてでも時計を買い取ろうと言葉巧みに買取を勧めてくるはずです。
この場合、本来なら他社に査定を依頼すればもっと高値が出たかもしれないのに、人によっては担当者の勢いに負けてしまいそのまま売却を決定してしまうかもしれません。
対面取引というのは相手の顔が見えて安心感を感じられる一方で、断りづらい雰囲気というのも生まれやすいので必ずしもメリットばかりとは言えないでしょう。
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